アキレスや、トムソンの思考実験を発展させて作ったのが扇風機地獄である。 もちろん、理想的な思考の中での実験であって、扇風機とは回転する道具のシンボルである。 それでは、扇風機地獄の問題を説明する。 等速移動する扇風機 扇 […]
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午前午後問題とAMPM問題
午前午後問題とは 午前午後問題を図で書くと、下記の通りである。 図で示したほうがわかりやすいと思って作図した。 問題は、12時から13時の間を午前というのか、午後というのかであって、話がややこしいことに、午前でも午後でも […]
無作為に選んだ自然数が偶数である確率
無作為に自然数を選択したとき、それが偶数である確率は? 自然数は、偶数か奇数かどちらかである。 したがって、無作為に選んだ自然数が偶数である確率は、\(\frac{1}{2}\) 果たしてこれでよいだろうか? 自然数は無 […]
無限大は自然数とみなせるか
自然数を使った無限大 1を次々に足していく \(1+1+1+\cdots\) 自然数を次々に足していく \(1+2+3+\cdots\) 小さい順に素数を掛けていく \(2*3*5*\cdots\) こういった操作を行う […]
1,2,3,たくさん
数を表す単語 ピダハン語は数を持たないという。 数を表す単語も、「1」,「2」,「3」と「たくさん」ぐらい。ピダハン語だけでなく、数を表す単語が少ない言語は他にもいくつかあるそうで、我々から見ると、それでなにか不都合が怒 […]
極限操作で腑に落ちない部分、納得できない!
極限操作でつまずく 極限でつまずく?のは、0のような0でないような無限小の扱いではないだろうか。 有限では正の実数としなかがら、極限では0とする。正しく理解していれば特に問題はないだろうが、極限や無限の扱いに慣れていない […]
最小の無限大は存在するか
∞に発散する数列 ∞に発散する数列がたくさんある。 そのような数列の比をとると、必ずしも1になるわけではない。つまり、∞にもいろいろあるということである。 \(a=\{3 n\}\)、\(b=\{ n^2\}\)の2つの […]
宇宙(-∞,∞)と小宇宙(-1,1)
宇宙と小宇宙 数直線を実数全体とみなすことから、私は、数直線を1次元の宇宙と読んでいます。 その部分集合である、開区間(-1,1)も数直線と同相(1対1の関係がある)とみなせるため、これも(1次元の)宇宙です。ただ、数直 […]