バリエーションはいろいろあるだろうが、有名な話。

 

動いていても矢は止まっている

飛んでいる矢を写真に収めたら、静止している矢が写っていた。矢は飛んでいる(動いている)と思っていたが、実は止まっていた。止まっている矢が飛べるはずない。矢は飛んでいない。

瞬間的に見たら矢は止まっているのだろうか。

 

加速中でも速度は同じ

現代的に、自動車を運転しているときの話。

静止している状態から、アクセルを踏んで加速した。時速\(0km/h\) から時速\(60km/h\) になった。

途中で時速\(50km/h\) になった瞬間があったはずである。

時速\(60km/h\) で走行していたが、信号で停止した。時速\(60km/h\) から時速\(0km/h\) になったので、途中で時速時速\(50km/h\) になった瞬間があったはずである。

加速するときの時速\(50km/h\) と、減速するときの\(50km/h\) は同じ\(50km/h\) でも加速度が異なる。

万が一\(50km/h\) の時点でブレーキを踏んだとしたら、加速中よりも減速中の\(50km/h\) のほうが止まりやすいはずだ。力の働き方が違うので。実際運転中に体感した感じもそのような感じになる。

動いている\(50km/h\) であっても、加速中か減速中かの違いがあるが、速度計の針はどちらも\(50km/h\) を指している。

瞬間的にみたら、\(50km/h\) はどんな状況でも\(50km/h\) なのだろうか。

現実に瞬間が存在するかどうかはともかく、理想状態で瞬間的というのは停止した時の状態と考える。

 

課題

動いているものを瞬間的にみたら停止していると考えてよいのか。

停止しているものは動いていないのか。

瞬間の積み重ねが動きを表しているのか。

瞬間が積み重ねられるということは瞬間にも量があるのではないか。