n進数でベンフォードの法則を計算する
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10進数の場合
よく知られたベンフォードの法則による確率です。10進数で表された数の先頭数の出現率を下記の表に示します。
数字の先頭 | 出現率 |
1 | 30.10% |
2 | 17.61% |
3 | 12.49% |
4 | 9.69% |
5 | 7.92% |
6 | 6.69% |
7 | 5.80% |
8 | 5.12% |
9 | 4.58% |
2進数の場合
2進数の場合、(ゼロサプレスすれば)数字の先頭は1しかありません。2進数で先頭の文字が1である確率は100%です。ですから、あたりまえですが、2進数ではすべて先頭の文字が「1」で始まっています。
16進数の場合
数字の先頭 | 出現率 |
1 | 25.00% |
2 | 14.62% |
3 | 10.38% |
4 | 8.05% |
5 | 6.58% |
6 | 5.56% |
7 | 4.82% |
8 | 4.25% |
9 | 3.80% |
A | 3.44% |
B | 3.14% |
C | 2.89% |
D | 2.67% |
E | 2.49% |
F | 2.33% |
「1」の出現率が高いのはやはり目立ちますが、それよりも後半の「E」や「F」の出現率がかなり小さくなっています。
これからわかることは、100進数などでは先頭が「99」で始まることがまずありえないということになります。
ちなみに10進数を2桁毎にくぎると100進数とみなせますが、この場合、「99」で始まる数はなんと、0.22%となります。500個ぐらいの数をもってくると、先頭が99で始まる数がやっと1個あるという確率です。
「01」で始まる数は15.05%。ほんとかいなと思いますが、「01」「10」「11」「12」「13」「14」「15」「16」「17」「18」「19」で始まる数をひとまとめにすると、30.10%になって、計算通りです。
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