関数の極限を計算するときに、∞は正、ー∞は負と考える。 わかっているとはいえ、 符号の扱いに注意しないと落とし穴に落ちることがある。 例題 \(\displaystyle \lim_{x \rightarr […]
「解析」の記事一覧(7 / 13ページ目)
無限大における関数の極限とその例題
xが無限大になったときの関数の極限も考えることができる。 収束する場合もあるし、発散する場合もある。 x→∞、x→-∞での関数f(x)の極限パターン x→∞でbに収束する場合 xを限りなく増加させたときに、f(x)の値が […]
関数の極限に関する定義と4つの例題
xの関数f(x)と実数aに対し、f(x)はx=aで値をもっていても、もたなくてもよいが、x=aの前後では値が決まっているとする。 関数の極限の4パターン 関数の極限としては、下記の4パターンある。 極限値がある。 正の無 […]
循環小数は無限等比級数であって有理数である
有限小数と循環小数 実数を小数で表すことができるが、小数で表したときの数の並び方で、有限小数、循環小数、無限小数に分類される。 例を見たほうが、わかりが早いのでいくつか例を示す。 有限小数の例 0.03 0.125 0. […]
無限級数は足す順番で収束発散の結果が変わる
足す順番を替えて無限級数の和を求めてみる 下記の二つの例でそれを確かめます。 (1)数列\(\displaystyle a_n=\frac{n+1}{n}-\frac{n+2}{n+1}\) \(\displaystyl […]
無限級数の和の意味で勘違いしやすいところ
無限級数の和の意味でよくある勘違い 勘違いを示す前に、無限級数についての定義を書いておきます。 無限級数とは 無限級数とは、数列{an}が与えられた時に、これを順に+で結んだ式 \[\displaystyle a_1+a […]
等比数列の収束判定を漸化式に応用する問題
ある数列が収束するのか、発散するのか見極めることを収束判定という。 一般に与えられた数列が収束するのか発散するのかの判定は難しいが、等比数列に帰着できる数列の場合、容易に判定できる。 等比数列の収束判定 初項aで公比rの […]
無限大にした(n→∞)時の極限の求め方と例題
数列の極限として説明しますが、関数の極限の場合もこれと同じ考え方で通用します。 数列の極限 収束と発散の定義 数列{an}がある数αに限りなく近く、もしくは一致するとき、 数列{an}はαに収束するといい、 \(\dis […]
収束する数列で数を作る
数列で新しい実数を作るで数列に四則演算を定義しましたが、ゼロ因子があって邪魔でした。 そこで、数列群のなかでこのようなゼロ因子を省くことを考えます。 収束する数列で体を作る 数列は、収束する、発散または振動に分けられます […]
数列の四則演算を活用して数を作る
それでは、新しい実数を作っていきます。既存の実数を使い、それを拡張する方法で作ります。 数列を母体にする 数列から新しい実数を作ります。ある数列の一つを{an}のように中括弧でくくって表現します。 {an}:=a1,a2 […]