数論

代数

素数が無限にあることの新証明

素数は無限にあることは周知の事実であり、その証明も数多くある。私が青二才の時のこの証明は証明とはいえないものだった。その証明とは・・・「数が無限にあるから素数も無限にある」(略証:数が無限にあるから、いくらでも素数の候補があって、時間はかか...
代数

ある式の値が素数かどうか調べる問題

一般的に、与えられた数が素数かそうでないかを判定するのは難しい問題です。ここでは、ある式の値が素数に関係する問題について考えます。入試問題にでる素数判定素数判定が難しいことは何度も書いていますが、それでも、入試問題に「素数であることを示せ」...
代数

a+b+c=abcの自然数だけでなく整数解を求める

a+b+c=abcの整数解整数解を求める問題だが、割と有名なので、解き方を知らなくても解は知られている。a=1,b=2,c=3である。解が連続した数で並んでいるので、数のバランスの良さを感じる。有名な問題であるのだが、出題されるときはほとん...
数論

単位分数の和1/a+1/b+1/c=1となる自然数

自然数解を求める問題整数を単位分数で表す問題。整数問題を学ぶ時に一度は解くことのある練習問題です。これは、整数問題を解く時の基本的な解き方の代表例です。有名問題です。解が特徴的なので、印象に残りやすいです。問題a,b,cを自然数とするとき、...
代数

京都大学理系数学2007年前期甲乙第3問(整数問題)

京都大学理系数学2007年前期甲乙第3問整数問題です。この問題の場合はたまたまなんでしょうが、ここでも出てきますね、奇素数。問題pを3以上の素数とする。4個の整数a,b,c,dが次の3条件\(a+b+c+d=0,ad-bc+p=0,a≧b≧...
代数

円の方程式から求めたピタゴラス数の問題点

ピタゴラス数(一般解)を円の方程式から求めるで円の方程式と直線の方程式の交点からピタゴラス数を求めた。多少の記述不足はあるが、有理数解も間違いなく全て求められている。しかし、正しい答えが導かれているにもかかわらず、実は、このやりかたには論理...
代数

ピタゴラス数(一般解)を円の方程式から求める

ピタゴラス数とは三平方の定理(ピタゴラスの定理)にでてくるあの式です。自然数の組の場合、ピタゴラス数と呼ばれます。三平方の定理(ピタゴラスの定理)とは、「直角三角形の3辺の長さをそれぞれa,b,c(斜辺)としたとき、\(a^2+b^2=c^...
代数

奇素数

奇素数とは奇数の素数のことを奇素数と呼びますが、素数は2を除くと全て奇数です。つまり、奇素数とは、2以外の素数のことをいうのです。「2でない素数」これでも同じ意味ですが、すこしでも短い用語のほうが命題がすっきりするわけですね、そういうわけで...
代数

2014年JJMO予選6番(整数問題)

中学生の知識で解ける整数問題2014年日本ジュニア数学オリンピック予選第6問問題\(n+16,16n+1\)がともに平方数となる正の整数\(n\)を全て求めよ。失敗解答\(n\)に適当に代入して規則を発見する。適当に代入しても、一つも解を得...
代数

灘中2017年第6問を力技で解く(整数問題)

問題3桁の整数ABCを\(\frac{3}{4}\)倍すると3桁の整数BCAになり、さらにBCAを\(\frac{3}{4}\)倍すると3桁の整数CABになります。このような3桁の整数ABCは全部で2つであり、  と  です。コメントパズル...