極限は数列の行き先であるから、発散する数列を無限大として扱う考え方は、自然である。 数列の演算では、割り算がうまく定義できなかった。 したがって無限大の比の計算に難があった。 これを回避するために、0を含まない数列だとか […]
「無限大の比較」タグの記事一覧
無限大を数列で表すとどうなるか
極限で無限大を比較するとは、発散する数列の比較である 無限大の定義 無限大を、単に大きな数とだけ定義したのでは、大きさについて漠然と定義されただけの存在にすぎない。そもそもそれは数にならない。 そこで、無限大とは、正の無 […]
無限大×無限大は無限大より大きいか
実数直線を開区間(-1,1)に埋め込むことによって、無限大に発散する数列を有限の線分の範囲で考えることができた。そして、有限の線分で無限大への近づき方が観察することができるようになり、無限大に発散する数列がある無限大とい […]
無限大の比較は可能か?
次の二つの数列を考えます。 \[a_n=2^n\] \[b_n=250n+750\] どちらの数列も無限大に発散する数列です。 さて、同じ無限大に発散する数列ですが、どちらの無限大が大きいでしょうか? 発散 […]
数直線全体を開区間(-1,1)に埋め込む方法
数直線全体をぎゅ~っと縮めて開区間(-1,1)に対応させる 下記に実数直線を開区間(-1,1)に埋め込んだ状況を図で示します。 いろんな関数を使う方法が考えられますが、できるだけ単純な関数を選んで埋め込みました。 &nb […]
「無限」に絡む用語「無限大」「永遠」「極限」「無限の彼方」
無限とは 限りないこと。 無限はいろいろな単語を修飾して使われる。 数学でよく使われるのは、 大きさが限りないこと、「無限に大きい」(無限大) 限りなく小さきこと、「無限に小さい」(無限小) 限りなく近いこと、「無限に近 […]
ℵ(アレフ)は無限大なのか
集合の濃度を表す記号ℵ(アレフ) 集合(の要素)の個数は自然数で表すことができますが、その概念を発展させ無限集合に対して濃度でその大きさを表します。この濃度を表す時に使われる記号がℵです。 小さい順に、ℵ0、ℵ1、ℵ2、 […]
無限に数え切れない物どうしを比較するには
数えるとは 数えるとは、自然数と対応つけることです。 5匹のチンパンジーにそれぞれバナナを配るには、それぞれのチンパンジーに対しバナナを直接手渡しすれば配り終えます。チンバンジーとバナナが直接結びついていることで1匹に1 […]
「無限大」と「最大の数」は違う
最大数(最大の数) ここで言う最大数とは、数の中で最大に大きい数の事です。 自然数の中に最大数はありません。どんな自然数Mをもってきても、それより大きい自然数例えばM+1が存在しているからです。 実数の中にも最大数はあり […]
正数と整数がややこしい、無限小と負の無限大がややこしい
正の数、負の数 使い慣れてしまってるので特に気にしていませんが、時々「正数」と「整数」の誤変換をしてしまうときに、なぜ、プラスを正の数、マイナスをが負の数と呼ぶのだろうと疑問い思います。 語源はよくわかりませんが、正負の […]